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2024/10/09
マイコプラズマ肺炎、8年ぶり流行…専門家「人混みでのマスク着用など感染対策を」
マイコプラズマ肺炎、8年ぶり流行…専門家「人混みでのマスク着用など感染対策を」(医療ニュース)
主に子どもがかかるマイコプラズマ肺炎が8年ぶりに流行している。国立感染症研究所の8日の発表によると、9月29日までの1週間に全国約500の医療機関から報告があった患者数は、1医療機関あたり1・64人(速報値)となった。現在の調査方法となった1999年以来、過去最多だった2016年10月17~23日の患者数に並んだ。
都道府県別では、福井が最も多い5・33人で、埼玉の4・25人、岐阜の3・4人、東京の2・96人が続いた。
マイコプラズマ肺炎は、発熱や全身のだるさなどが表れ、熱が下がった後も3~4週間せきが続く。多くは軽症だが、一部は重症化したり、心筋炎などの合併症を引き起こしたりすることがある。患者の8割を14歳以下が占め、治療には抗菌薬が使われる。
東京医科大の岩田敏兼任教授(微生物学)は「秋から冬にかけて感染が広がりやすく、手洗いや人混みでのマスク着用などの感染対策をとってほしい。せきがひどくなったり、発熱が続いたりする場合は、早めの受診を」と呼び掛けている。[全文を読む] -
2024/10/09
「アレグラ」「ガスター」などジェネリックが普及した1100品目の先発薬、処方を希望なら自己負担増…今月から新制度
「アレグラ」「ガスター」などジェネリックが普及した1100品目の先発薬、処方を希望なら自己負担増…今月から新制度(医療ニュース)
ジェネリック医薬品(後発薬)がある特許切れの先発薬の処方を患者が希望した場合の自己負担額が今月、引き上げられた。厚生労働省が導入した新制度で、安価な後発薬の使用を促し、医療費を抑制する狙い。
この制度では、後発薬の発売から5年以上たった先発薬か、後発薬の使用割合が50%以上の先発薬が対象。抗アレルギー薬「アレグラ」や胃腸薬「ガスター」など約1100品目が該当する。後発薬との価格差の25%が公的医療保険の適用外となり、医療機関や薬局の窓口で支払う自己負担額に上乗せされる。自治体から小児医療費の助成を受けている患者も、保険適用外分の支払いが生じるようになった。
例えば、自己負担3割の患者が、抗菌薬「ジスロマック錠250ミリ・グラム」を3日間服用する場合は支払額が288円から351円に上がる。一方、後発薬「アジスロマイシン錠250ミリ・グラム」を選べば、162円で済む。医師が、飲み合わせなどの医療上の理由から先発品が必要と判断したり、薬局に後発薬の在庫がなかったりした場合は、新制度は適用されず、負担額は増えない。
対象となる先発薬の一覧は、厚労省のウェブサイト
( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39830.html )に掲載されている。[全文を読む] -
2024/10/08
異種移植「日本でこそ必要」…米で「ブタの腎臓」執刀の河合達郎教授
異種移植「日本でこそ必要」…米で「ブタの腎臓」執刀の河合達郎教授(医療ニュース)
米国で今年3月、ブタの腎臓を人間の生きた患者に移植する手術を執刀した河合達郎・米ハーバード大教授(外科学)が、川崎市で読売新聞などの共同インタビューに応じた。河合教授は、動物の臓器を人間に移植する異種移植について、臓器提供者が不足する日本でこそ、実用化の議論を進める必要性を訴えた。主な一問一答は次の通り。
――手術結果への所感は。
移植したブタの腎臓は正常に働き、手術直後から尿を作り、特別な拒絶反応もなかった。移植は成功したと考える。ただ患者の心臓が想定以上に悪く、2か月弱で死亡した。なるべく他に疾患のない透析患者に実施することが望ましかった。
――米国社会の反応は。
批判の声は、あまり聞かなかった。私たちも当初はためらいがあったが、患者団体の集会で患者から泣きながら「異種移植を進めてほしい」と懇願され、初めて「やらねば」と思った。手術後、患者団体から励ましの声が寄せられた。
米国では、他に疾患のない透析患者だと4、5年待てば人間の腎移植ができるが、それでも関心は高い。日本は米国に比べ、臓器移植を受けられる機会が圧倒的に少ない。日本でこそ異種移植は必要で、数年以内に手術ができるよう議論を進めてほしい。
――医療コストと感染症の心配は。
異種移植は最初に遺伝子改変ブタの開発費がかかるが、手術後にかかる医療費は患者1人あたり年間100万円以下だ。透析を続けるよりQOL(生活の質)も良い。
サルで長年、移植の実験をして、未知のウイルス感染はない。今回の手術後も考えられる限りの検査を続けたが、異常はなかった。それでも異種移植を始めて何十年かは、慎重に感染症を調べる必要がある。
――今後も異種移植手術を続けるのか。
もちろんだ。ただ米食品医薬品局(FDA)は、他に方法がない治療としてしか認めていない。日本のように待機期間が長い国の患者を、米国で移植するアイデアを検討している。医療レベルが高く、術後のケアができる移植外科医や内科医がいる国が条件だ。
私が研修医の頃は人間の臓器で[全文を読む] -
2024/10/08
ノーベル生理学・医学賞に米2氏…マイクロRNA発見で「遺伝子制御の新たな一面が解き明かされた」
ノーベル生理学・医学賞に米2氏…マイクロRNA発見で「遺伝子制御の新たな一面が解き明かされた」(医療ニュース)
スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、2024年のノーベル生理学・医学賞を、米マサチューセッツ大のビクター・アンブロス教授(70)と、米ハーバード大のゲイリー・ラブカン教授(72)の、2氏に授与すると発表した。細胞内の物質「マイクロRNA」が遺伝子の活動を調整する仕組みを発見し、病気の早期診断や治療への活用が期待されている。
生命に不可欠なたんぱく質は、DNAを基にした遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」の情報から作られる。しかし、全ての細胞内に同じDNAが入っているにもかかわらず、どのようにして筋肉や神経など様々な種類の細胞として働くのか不明だった。
2人は1993年、線虫を使った実験で、マイクロRNAがmRNAに結合するとたんぱく質ができなくなると発表した。
その後、研究が進み、ヒトでも1000種類を超えるマイクロRNAが存在していることがわかった。マイクロRNAは遺伝子の働きを制御し、細胞などを正しく働かせる役割がある。その調節がうまくいかなくなることが病気の原因になり、難聴や目の障害、骨格障害などを引き起こすことも明らかになった。
マイクロRNAを活用したがんの治療法開発に取り組む名古屋大の近藤豊教授(腫瘍生物学)は、「ヒトを含む、ほぼ全ての生物に共通する重要な物質を発見した、すばらしい功績だ。がんの診断法や治療法の開発につながる可能性が高い」と話す。
同賞の選考委員会は2人の業績について「彼らの独創性に富んだ発見によって、すべての複雑な生命体にとって欠かせない遺伝子制御の新たな一面が解き明かされた」と称賛した。[全文を読む] -
2024/10/03
重症の糖尿病患者にiPS細胞による膵島細胞シート移植、京大病院が治験へ…来年1月に患者登録開始
重症の糖尿病患者にiPS細胞による膵島細胞シート移植、京大病院が治験へ…来年1月に患者登録開始(医療ニュース)
iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて膵臓の細胞が正常に働かない重症の1型糖尿病を治療する治験について、京都大病院は2日、来年1月に開始すると正式に発表した。
対象となるのは血糖値を下げるインスリンが出なくなり、「膵島移植」の適応となる20歳以上65歳未満の患者3人。
計画では、健康な人のiPS細胞から数センチ四方の膵島細胞のシートを作って患者の腹部の皮下に複数枚を移植し、5年間経過を観察して安全性などを確認する。来年1月に患者の登録を始め、2月に1例目の移植を行うとしている。
医薬品医療機器法では、届け出から30日が経過しないと治験を始められないと定められている。京大病院は9月2日、治験の審査などを担う独立行政法人・医薬品医療機器総合機構に計画書を提出していた。
参加を希望する患者からの問い合わせは、京大病院のホームページで受け付ける。
治験責任医師の矢部大介教授は「まずは安全性を評価する治験だが、参加を希望される方はご連絡いただきたい」としている。[全文を読む] -
2024/10/02
新型コロナのワクチン、高齢者ら対象の定期接種始まる…最大7000円の自己負担
新型コロナのワクチン、高齢者ら対象の定期接種始まる…最大7000円の自己負担(医療ニュース)
高齢者らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が1日、全国の医療機関で始まった。オミクロン株の新系統「JN・1」に対応した5社製品が使われ、重症化予防が期待される。期間は来年3月末までとなる。
昨年度までは全世代が無料で接種を受けられたが、今年度からの定期接種は、65歳以上の高齢者と、重い基礎疾患を持つ60~64歳の人に限られ、最大7000円の自己負担が生じる。対象外の人は任意接種となり、全額自己負担で1万5000円程度かかる。
東京都の板橋区医師会病院ではこの日午前、地域の高齢者ら8人が米ファイザー製の接種を受けた。無職の男性(83)は「これから新型コロナの感染が広がるかもしれない。費用はかかっても、持病もあるので接種を受けようと思った。これで一安心」と語った。
厚生労働省は今年度、5社製品合わせて、任意接種分を含め計約3200万回分の供給を見込んでいる。[全文を読む]
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