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専門サイトから注目の記事を配信2024/05/27 更新 | ニュース一覧

  1. 2024/05/27 マダニの感染症治療に新型インフルエンザ用薬「アビガン」…厚労省部会が了承 マダニの感染症治療に新型インフルエンザ用薬「アビガン」…厚労省部会が了承(医療ニュース)
     厚生労働省の専門家部会は24日、新型インフルエンザの治療用に開発された抗ウイルス薬「アビガン」について、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)の治療にも使えるようにする適応拡大を了承した。近く正式に承認される見通しで、SFTSでは初の治療薬となる。

     アビガンは、富士フイルム富山化学(東京)が製造販売している。

     国立感染症研究所によると、SFTSは、主にマダニに刺されることで感染し、6~14日後に発熱や 嘔吐おうと などの症状が出る。致死率は約30%と高い。国内では昨年、過去最多の133人(速報値)の患者が報告された。

     同社がSFTSと診断された患者に実施した臨床試験では、発症後、10日間服用した19人のうち、28日以内に3人が死亡し、致死率は15・8%だった。対象患者が少ないことなどから、同社は追加の臨床試験を実施するとしている。

     SFTSに詳しい西條政幸札幌市医務・保健衛生担当局長は「マダニに刺されることを完全に防ぐことはできない。治療薬の登場で、より多くの命を救うことができる」と話している。

     アビガンは、新型インフルエンザの治療薬として、国が備蓄・管理している。[全文を読む]
  2. 2024/05/27 「がん遺伝子パネル検査」検査受けやすく…厚労省、入院費などに保険適用検討 「がん遺伝子パネル検査」検査受けやすく…厚労省、入院費などに保険適用検討(医療ニュース)
     がん患者に効果が見込める薬を探す「がん遺伝子パネル検査」について、厚生労働省は、幅広い患者が検査を受けられるよう仕組みを見直す。検査は全額自己負担だが、入院費用などに公的医療保険が適用される制度の対象にすることを検討しており、2026年度の導入を目指す。

     武見厚労相は24日の閣議後記者会見で、遺伝子パネル検査について、「専門家の意見を聞きながら議論を進める」と述べた。

     自由診療と保険診療を組み合わせる混合診療は原則禁じられているが、この制度は「保険外併用療養費制度」と呼ばれ、例外的に入院費用などに公的医療保険が使える。制度の詳細は、厚労相の諮問機関の社会保障審議会医療保険部会などで詰める。

     がん遺伝子パネル検査は、がんに関係する数十~数百の遺伝子変異を調べ、効果が見込める薬を探す。19年に保険が適用され、国立がん研究センターによると、今年4月末までに約7万6000人が受けた。保険の対象は、手術や抗がん剤などの標準治療がないか、効果が得られなかった患者に限られている。[全文を読む]
  3. 2024/05/22 ALS治療薬「トフェルセン」、承認申請…遺伝子の働きに作用する薬は国内初 ALS治療薬「トフェルセン」、承認申請…遺伝子の働きに作用する薬は国内初(医療ニュース)
     米製薬企業バイオジェンの日本法人は21日、難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬「トフェルセン」について、厚生労働省に製造販売の承認を申請したと発表した。ALS患者の約2%を占める、「SOD1」と呼ばれる遺伝子に変異がある患者が対象になる。遺伝子の働きに作用する薬はトフェルセンが国内で初となる。

     ALSは、体を動かす神経に異常が生じ、全身の筋肉が徐々に衰えていく進行性の難病で、根本的な治療薬はない。国内の患者は約1万人とされる。

     トフェルセンは、SOD1が、筋力低下を招く有害なたんぱく質を作り出すことを抑える効果が期待される。米食品医薬品局(FDA)は昨年4月、「患者にとって利益があると合理的に予測できる」として迅速承認した。国内でも患者団体などが早期の審査承認を求める要望書を出していた。

     同社によると、日本人も参加した最終段階の臨床試験では、トフェルセンを投与したグループで神経損傷で生じる血液中の物質が減少していた。[全文を読む]
  4. 2024/05/21 不妊の原因解明につながる成果…iPS細胞で前精原細胞や卵原細胞の大量作成技術を確立 不妊の原因解明につながる成果…iPS細胞で前精原細胞や卵原細胞の大量作成技術を確立(医療ニュース)
     胎児の体の中で出現して次の世代へとつながる生殖細胞を、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から大量に作り出す技術を確立したと、京都大のチームが発表した。精子や卵子ができる仕組みの理解や不妊の原因の解明につながる成果で、論文が20日の科学誌ネイチャーに掲載される。

     人の生殖細胞は、受精卵ができて約2週間後に胎児へと変化する段階で、さらに次の世代となる最初の「始原生殖細胞」が現れる。その後、胎児が男性の場合は「前精原細胞」へ、女性の場合は「卵原細胞」へと変化する。

    京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)らは、これまでに人のiPS細胞から始原生殖細胞を作製。さらに、より卵子に近い卵原細胞へと変化させることにも成功していたが、効率が悪く、5000個の始原生殖細胞からできる卵原細胞は500個程度だった。

     斎藤教授らは今回、人のiPS細胞から作った始原生殖細胞に「BMP2」というたんぱく質を加えることで、前精原細胞や卵原細胞へと効率良く変化させることに成功。細胞は活発に増殖し、培養開始から約4か月後には細胞数が100億倍に増えた。

     前精原細胞や卵原細胞は出生後、それぞれ精原細胞や卵母細胞になり、思春期を迎えてから精子や卵子へと成熟する。斎藤教授は「前精原細胞や卵原細胞をたくさん作れるようになり、研究が世界でも飛躍的に進むだろう。不妊の遺伝子を調べるなど生殖医学にも貢献できる」と話している。

     林克彦・大阪大教授(生殖遺伝学)の話「人の体の中でも数が限られる前精原細胞や卵原細胞をこれほど大量に作られるようになったことは驚きだ。試験管内で人の体に近い形で作製できるようになったことで、精子や卵子にいたるまでのメカニズムを解明する研究がより進めやすくなることが期待される」[全文を読む]
  5. 2024/05/20 iPS細胞から卵子や精子など作る研究、8割が「期待」…生まれつきの病気や不妊症の原因解明に iPS細胞から卵子や精子など作る研究、8割が「期待」…生まれつきの病気や不妊症の原因解明に(医療ニュース)
     iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)から卵子や精子などを作って活用する研究について、「期待する」との回答が8割に上ったことが、一般市民を対象にした内閣府の調査で明らかになった。

     iPS細胞などから卵子や精子、受精卵に似た構造を作って研究に利用する技術が急速に発展している。こうした研究を「強く期待する」と回答した人は18・6%、「どちらかというと期待する」は58・6%に上った。期待する理由(複数回答可)として、「生まれつきの病気の原因解明」(62・9%)や「不妊症の原因解明」(56・6%)などが上位を占めた。

     ただ、iPS細胞やES細胞を「ある程度知っていた」とした人は1割で、9割は聞いたことがある程度か、知らなかった。

     iPS細胞由来の卵子や精子を受精させる研究は現在認められておらず、受精卵に似た構造を作る研究は、国内ルールがまだ整備されていない。政府の生命倫理専門調査会が、一定の規制の下で研究を容認する方向で議論している。

     アンケートは内閣府が委託したコンサルティング会社がインターネットを通じて1月に実施し、一般市民3095人が回答した。[全文を読む]
  6. 2024/05/16 国内の腎細胞がん患者の7割に、日本人特有の遺伝子変異…未知の発がん要因から発症か 国内の腎細胞がん患者の7割に、日本人特有の遺伝子変異…未知の発がん要因から発症か(医療ニュース)
     国内の腎細胞がん患者の7割に、日本人特有の遺伝子変異のパターンがあるとする研究成果を国立がん研究センターなどの国際研究チームが14日、発表した。未知の発がん要因で引き起こされている可能性が高いという。世界11か国の約960人を対象にゲノム(全遺伝情報)を網羅的に調べる「全ゲノム解析」の結果で判明した。論文は、科学誌「ネイチャー」に掲載された。

     腎細胞がんは、尿をつくる細胞にできるがんで、腎臓がんの8~9割を占める。チームは、腎細胞がんで最も多い「淡明細胞型」について、日本人36人を含む962人のがん細胞から、発症を招く遺伝子変異のパターンを調べた。

     その結果、「SBS12」というパターンが、日本人患者の72%で検出されたのに対し、海外の患者では2%程度だった。このパターンの要因は、加齢や喫煙、肥満などすでに知られている発がんのリスクとは異なるとみている。

     同センター研究所の柴田龍弘・がんゲノミクス研究分野長は「今後、日本人特有のパターンを招く要因を解明することで、予防や治療薬の開発につなげたい」と話している。[全文を読む]
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