更新情報

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  • 台風19号の被災地では冷え込む日が続き、避難所の防寒対策が進められている。冬に向かうこの時期は寒暖の差が大きく、避難所では低体温症への注意が必要だ。厚生労働省が作成した避難所生活者向けのガイドライン(手引き)などによると、体の熱が逃げやすいのは顔、首、頭。なるべく厚着をし、帽子やマフラー、マスクを身につけて保温する。体温を上げるのに必要な水分や栄養の補給も心がけたい。低体温症は高齢者や乳幼児がなりやすい。自分で症状に気付かないこともあるため、周囲の目配りが大切になる。手足が冷たくなって震えが見られることが多いが、震えのない低体温症もある。ふらつきのほか、体が冷たいのに震えが止まったり意識がもうろうとしたりしたら要注意。すぐに医療機関を受診したほうがいい。
  • 昨春発売されたインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」について、日本感染症学会は、12歳未満への投与は慎重に検討すべきだとする見解をまとめた。1回飲むだけで治療効果が期待でき、昨季は500万人分以上が医療機関に供給されたが、服用した患者から、この薬が効きにくいウイルスが相次いで検出されていた。発売前に行われた臨床試験で、12歳未満は23.4%、12歳以上は9.7%の割合で、ゾフルーザが効きにくいウイルスが見つかっていた。発売後もこうした患者が報告されたことなどを受け、同学会はこの薬の投与について、12歳未満は「慎重に検討する」ことを関係する医師らに呼びかけることにした。12歳以上は「推奨するともしないとも決められない」とした。同学会は、近く公表するインフルエンザ治療薬に関する提言に、これらの見解を盛り込む。インフルエンザに詳しく、提言の策定に関わる、けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師は「ゾフルーザは、ほかの治療薬で十分な効果が得られない場合や、新型インフルエンザが流行した時に効果を発揮する可能性が高い。通常のインフルエンザに安易に使うべきではない」と指摘する。
  • 東京都は16日、都内に住む10歳代の男女2人がデング熱に感染したと発表した。ウイルスを持つ蚊が媒介するデング熱は海外でかかるケースが多いが、2人は直近の渡航歴がなく、修学旅行で訪れた奈良市か京都市で蚊に刺された「国内感染」とみられるという。発表によると、2人は修学旅行で同じグループに所属し、9月18~20日に両市を訪れていた。26日以降に体調不良を訴えて受診したところ、今月10日に感染が確認された。2人はすでに回復しているという。デング熱の潜伏期間は2~14日。発熱や筋肉痛、発疹などの症状が出て、重症化することもある。都内では2014年、渋谷区の代々木公園などを訪れた多数の人が感染した事例がある。
  • 台風19号による住宅の床上・床下浸水の被害は、15日時点で1万棟を超えた。浸水地域では感染症や食中毒などのリスクが高まるため、泥かきや片付けの際には細心の注意が必要だ。日本環境感染学会などによると、浸水から数日たった屋内にはカビが発生している恐れがあるため、作業前にドアや窓を開け、可能なら扇風機を回して乾燥させる。傷口から破傷風菌などに感染する危険性があるので、厚手のゴム手袋と長靴を着用し、細菌を吸い込まないようにマスクをつける。作業時には眼鏡やゴーグルをかけ、まぶたの裏が充血したり、目がかゆくなったりする結膜炎を防ぐ。一度ぬれた衣類は、80度の熱水に10分以上つけた後で洗うのが望ましい。床や食器、流し台などは洗濯せっけんや食器用洗剤で洗浄した後、消毒薬で清掃する。食中毒対策としては、細菌などが付着している恐れがある自家栽培の野菜の生食は避け、水にぬれた食品や停電した冷蔵庫の食品は廃棄する。井戸水は、水質検査で安全を確認してから使用することが重要だ。
  • 厚生労働省は14日、台風19号を受け、医療機関の受診が難しい場合、医師の処方箋がなくても、患者が必要な薬を避難所などで受け取ることができるとの通知を都道府県に出した。
  • 立感染症研究所(感染研)は15日、今年に入ってから6日までの梅毒患者の報告数が5111人になったと発表した。年間の患者数が5000人を超えるのは3年連続となる。都道府県別では、東京1310人、大阪810人、愛知280人、兵庫228人、神奈川214人、福岡213人などが多く、都市部を中心に広がっている。感染研によると、患者は男性に多く、幅広い年代にわたっている。女性は20歳代が目立っている。梅毒は、性的接触を通じて感染する。3週間ほどで感染した部分にしこりができる。その後、手足など全身に発疹が出る。症状は治まったり再発したりを繰り返す。妊婦がかかるとおなかの赤ちゃんに感染し、死亡する恐れがある。治療では、抗菌薬を服用する。
  • ラグビー選手に多い肩の脱臼は、4、5回繰り返すと標準的な手術では治りにくくなるとの研究結果を、順天堂大の研究チームが米医学誌電子版に発表した。骨の欠損が大きくなれば、骨の移植など高度な治療が必要になるためで、チームは、3回までに診察を受けるよう呼びかけている。脱臼は関節が外れる症状で、ラグビーの場合、タックルや転倒をした際、肩の脱臼や、関節がずれる亜脱臼が起きやすく、癖になりやすい。軽いうちは関節を縫う標準的な治療で改善する。研究では、こうした標準治療で対応できない状態になる回数を調べた。調査対象は、2011~16年に順天堂医院(東京都文京区)を受診した高校生以上のラグビー選手で、脱臼や亜脱臼を繰り返していた144人。カルテやコンピューター断層撮影法(CT)画像などから分析した。その結果、強い衝撃を受けやすい利き手側の肩は4回、反対側は5回で骨の欠損が危険な状態となることがわかった。ポジションや年代による差はなかった。アメリカンフットボールなど他の競技でも似た傾向があるとみられる。選手は負傷しても我慢する傾向があるといい、順大の川崎隆之准教授は「選手自身や指導者は、病院にできるだけ早くかかり、骨の状態を検査するよう心がけてほしい」と話している。
  • 台風19号が12日夜から13日未明にかけて、東海と関東などを縦断して、13日正午時点で約23万人が避難したが、避難所で注意すべきなのは、静脈にできた血栓が詰まる「エコノミークラス症候群」だ。狭いスペースでの雑魚寝など、長時間同じ体勢でいることは危険で、命に関わる恐れがある。定期的に軽い運動をし、適度に水分補給することで予防できる。食中毒や感染症にも注意が必要だ。特に浸水地域では泥などに生活排水や動物のふんなどが混じるので、手洗いを徹底する。奈良県立医大の今村知明教授(公衆衛生)は「避難所にいると高ストレス状態で持病が悪化したり、風邪などの病気になったりしやすい。異変を感じたら、すぐに医師などに相談したほうが良い」と話している。
  • 10月10日は「目の愛護デー」。都内で開かれた人生100年時代の目の健康を目指すプロジェクト「VISION 100」の発表会に歌手の和田アキ子さんが登壇し=写真=、「健康を気にするシニアも目にはあまり関心がない。近くも遠くも見えにくくなったのを年のせいにしないで、目の健康を大切にしてほしい」と語った。発表会は、製薬会社のノバルティス・ファーマ(東京)が、東京・港区の八芳園で開催。「VISION 100 広報大使」に任命された和田さんは、東京女子医大の飯田知弘教授(眼科)らと対談。「加齢黄斑変性や白内障のほか、去年は眼瞼下垂の手術も受けました。カンペが見えなくなったら死活問題ですから、目は大事なんです」などと自らの体験を話した。
  • 児童養護施設から進学、就職する子どもたちを支援する認定NPO法人ブリッジフォースマイル(東京)は、来春、高校を卒業して独立する子どもに生活必需品を贈るための寄付を募っている。施設で暮らす子どもたちは、虐待や経済的理由など、実の親と暮らせない事情を抱えている。制度上、高校を卒業すると同時に退所して独立しなければならず、その際、親や親戚から援助を受けられるケースは少ない。多くの子どもは、高校に通いながらアルバイトで資金をためるが、進学・就職してからも経済的に苦労することが多い。そのため、同法人は、毎年、広く一般の寄付を集め、仕事などで着るスーツ、一人暮らしに必要な洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどの家電や布団などを、子どもたちにプレゼントしている。
    ◇生活の知識学んでポイントをため交換◇子どもたちは、施設の暮らしの中で、社会生活に必要な知識やスキルが身に付いていないことも多く、同法人では高校3年生を対象にセミナーを行う「巣立ちプロジェクト」も実施。寄付を受けるのはこの参加者で、出席するごとにもらえるポイントをため、自分が必要とする品物と交換することができる仕組みだ。セミナーに参加する日はアルバイトができない子どもたちへの配慮でもある。今年度は210人が参加し、来年1月まで学ぶ。寄付の方法は現金と品物の二つ。現金の場合は、同法人のホームページにある専用フォームから申し込む。品物は新品か使用1年未満の家電や一人暮らしに適したサイズの家具などで、写真を撮ってメールに添付して送り、登録する(詳しくはホームページ参照)。締め切りは11月末。
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