更新情報

このページをシェアする:
«      1   |   2   |   3      »      
  • 【ジュネーブ=杉野謙太郎】世界保健機関(WHO)は12日、アフリカ中部・コンゴ民主共和国東部で流行しているエボラ出血熱について、2種類の新薬が臨床試験での死亡率の抑制に効果を見せたと発表した。流行の収束に寄与するかが注目される。臨床試験では、4種類の新薬が患者約700人に投与された。このうち生存した患者の抗体から作られた2種類の新薬は、患者の死亡率が29%と34%で、ほかの2種類の新薬が約5割だったのに比べ低かった。この臨床試験は、エボラ出血熱の流行への緊急対策の一環で昨年11月に始まった。今後、患者への投与を進めるという。
  • 総務省消防庁は6日、7月29日~8月4日の1週間に熱中症で救急搬送された人が全国で1万8347人に上り、このうち24都道府県で57人が死亡したと発表した。いずれも速報値。前週(7月22~28日)は搬送者5664人、死者11人で、大幅に増えた。最高気温が35度以上の猛暑日が各地で観測されており、同庁が警戒を呼びかけている。1週間の搬送者数は今年最多。重症者は729人に上り、搬送者のうち65歳以上は9963人(54.3%)だった。都道府県別では東京都が最も多い1857人で、愛知県1342人、埼玉県1307人と続いた。
  • 手足口病流行続く 主に子どもの手足や口の中に発疹ができる手足口病の流行が続いている。7月28日までの1週間の患者数が、1医療機関あたり13.42人になったと、国立感染症研究所が6日発表した。1981年の統計開始以来、最多となった7月8~14日の12.67人を上回り、38都道県で、流行の警報を出す基準の5人を超えた。発表によると、全国約3000の小児科から7月22~28日の1週間に報告があった患者数は4万2489人。都道府県別の1医療機関あたりの患者数は、宮城が最も多く31.31人で、山形29.28人、群馬26.41人、埼玉25.39人と続く。手足口病は、ウイルスを含んだ唾液や排せつ物を触った手などから感染する。予防するには、〈1〉せっけんを使ってこまめに手を洗う〈2〉タオルをほかの人と共有しない――ことが大切だ
  • 目の難病患者に対し、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた世界初の移植治療を手がけた理化学研究所の元プロジェクトリーダー、高橋政代さん(58)=写真=が5日、7月末の理研退職後初めて取材に応じた。眼科関連企業トップへの転身について、「研究だけでは新治療の普及は困難。新たなスタートを切れてわくわくしている」と意欲を示した。高橋さんは13年余り勤めた理研を退職した翌1日、神戸市の眼科専門施設「神戸アイセンター」内の企業「ビジョンケア」の社長に就任した。同センターで取材に応じた高橋さんは、理研で行ってきたiPS細胞の研究について、「私がいなくなっても滞りなく進むことを全て確認してから辞めた。信頼できるチームが残っているので今後も影響はない」と強調した。定年退職(2022年3月)が近付いていたことにも触れ、「会社経営を始めるのは年齢的にもラストチャンス。今しかないと決断した」と明かした。引き留める声もあったが、「理研は最大限いい形で送り出してくれた」と円満退職の経緯を笑顔で振り返った。今後は新治療の早期実用化に向け、iPS細胞の研究を進める大日本住友製薬(大阪市)との連携を強化する方針を示し、網膜疾患の治療や視覚障害者の支援などの事業展開に応じて子会社を作る構想も明らかにした。
  • ゲノム編集技術を応用した人間の赤ちゃん誕生の法規制に向け、厚生労働省の専門委員会が2日、具体的な検討を始めた。今秋をめどに法規制の枠組みなどをまとめ、早ければ来年の国会での法案提出を目指す。委員会には医師や生命倫理の専門家らが参加し、世界各国の法規制の状況などを確認した。中国の研究者が昨年11月、双子のゲノム編集ベビーを誕生させたと発表したのに続き、ロシアの研究者も赤ちゃん誕生を計画しているとされる。
  • 進行した肝臓がん(肝細胞がん)の新しい治療法で、生存期間が2倍近く延ばせるという研究成果を、近畿大などのチームが発表した。肝臓がん患者の大半が進むとされる難治性の「中等度進行がん」が対象で、チームは「近い将来、世界の標準治療になる可能性がある」と期待する。肝細胞がんは、大小様々の腫瘍が多発することが多く、腫瘍を一つずつなくす局所治療が軸になる。腫瘍が3センチ以下または3個以下の早期がんの場合は、手術などで取り除く。取りきれなければ抗がん剤治療に切り替える。再発しやすく、患者の9割は中等度進行がん(ステージ2~3)に至る。この段階では、肝臓に栄養を送る動脈をふさいでがんを「兵糧攻め」にする局所治療を先に行い、抗がん剤を投与するのが世界の標準治療だ。しかし、何度も兵糧攻めをすると肝臓全体が弱り、その後の薬の効き目が落ちる難点があった。
    ◆順序を逆転◆昨年、がん細胞を狙い撃ちする抗がん剤「レンバチニブ」が、中等度進行がんを含む手術不能の肝臓がん治療薬として承認された。開発に協力した近大の工藤正俊・消化器内科教授らは、肝臓へのダメージが小さいこの薬で先に治療し、兵糧攻め治療につなげた方が効果が高まると推測。国立がん研究センター東病院(千葉県)や高松赤十字病院(香川県)などの協力を得て、研究に着手した。対象は、中等度進行がんの中でも重い患者。この薬を先に使った30人と標準治療の60人を比較したところ、新治療の平均的な生存期間は37.9か月で、標準治療(21.3か月)の2倍近くに延び、がんが全て消えた人も4人いたという。研究成果は7月31日、国際医学専門誌に掲載された。工藤教授は「新治療が秘める高い効果をデータで示せた。順序を逆にするだけでこれほど差がつくとは想定以上だ」と話す。
    ◆期待と課題◆今回の成果について、広島大の相方浩・診療准教授(消化器・代謝内科)は「レンバチニブの効果に加え、その後の兵糧攻めも効きやすくなって生存期間が延びたのではないか。今後、治療指針が書き換わる可能性がある」と期待する。ただしレンバチニブは強い副作用が出たり、すぐに効かなくなったりするケースもある。「新治療が広く行われた時、全員に同等の結果が出るかどうか。今後の研究を見守りたい」と話す。 ◇肝細胞がん◇肝臓がんの大半を占め、ウイルス性や脂肪性などの肝炎が進行して発症する。国内の新規患者数は年間約4万2000人と推計
  • 厚生労働省は4日、エボラ出血熱が流行するコンゴ民主共和国から帰国して埼玉県に滞在していた70歳代女性が発熱し、国立感染症研究所村山庁舎(東京)でエボラウイルス感染の有無を検査した結果、陰性だったと発表した。女性は仕事で同国に滞在した後、7月31日に帰国。8月3日になって38度以上の発熱があったため、国立感染症研究所村山庁舎(東京)に検体を送り、感染の有無を確認していた。女性はインフルエンザが陽性で、症状が回復し次第、退院する。
  • 乳がん患者の乳房再建で使う人工乳房が原因とみられる特殊な血液がん(悪性リンパ腫)で、海外で死亡例が出たことからメーカーが製品の自主回収をしている問題を受け、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会など関連4学会は2日、患者向けに定期的な検診を受けるよう呼びかける文書を発表した。文書では、人工乳房の使用者に対して、乳房が大きく腫れるなど悪性リンパ腫を疑う症状がなければ、予防的に摘出することは推奨しないとした。早期発見のため、定期的に検診を受け続け、異常を感じた時に速やかに受診することも呼びかけている。手術が中止になった患者らには、9月に販売が予定される別タイプの人工乳房を使う選択肢などを紹介する一方、このタイプは「悪性リンパ腫の発症は限りなく低いが、破損や合併症は増える」と説明した。
  • 猛暑で各地の気温が上昇した2日午前、茨城、山形両県で男女計2人が熱中症の疑いで死亡した。茨城県つくば市では午前2時半頃、自宅トイレ前でうつぶせに倒れている女性(80)を家族が発見し、心肺停止の状態で病院に搬送されたが、死亡が確認された。山形県河北町では2日午前8時頃、50歳代男性が自宅でぐったりしているのを家族が見つけ、病院で死亡が確認された。
  • 厚生労働省は1日、高額ながん免疫治療薬「オプジーボ」の価格を1%引き下げた。値下げは4回目。改定価格は100ミリ.グラムあたり17万2025円で、これまでより1743円下がる。
«      1   |   2   |   3      »