更新情報

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  • 上皇后さまは16日午後、東京都内の病院で右目の白内障手術を受けられた。宮内庁によると、上皇后さまは数年前から物が見えにくくなり、手術が必要と診断されていた。上皇さまの在位中は日程が確保できず、11~13日の京都訪問で退位に伴う儀式を終えたことから手術に踏み切られた。この日は午前10時半前に病院に入り、午後4時半過ぎにお住まいの吹上仙洞御所に戻られた。手術は無事終了したが、医師は「もう少し遅れれば難しい手術になった」と話していたという。上皇后さまは23日に左目の手術も受けられる。
  • 若いマウスの血液に含まれる特定の酵素を老いたマウスに注射すると、身体機能の低下が抑えられ、寿命が延びるなどの効果が確認できたと、米ワシントン大の今井眞一郎教授(老化学)らのチームが発表した。新たなアンチエイジング法の開発につながる可能性があるという。論文が14日、米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。この酵素は「eNAMPT」と呼ばれ、体内の脂肪組織で作られ、血中を巡っている。 チームは比較的高齢のマウス(人間で50~60歳代)と若いマウス(同20~30歳代)で、血中の酵素の量を比較。高齢マウスではオスで3割、メスで7割減少し、血中量が少ないほど余命が短い傾向があった。人間の男性13人(30~80歳代)で調べたところ、この酵素が加齢とともに減少していた。さらに、若いマウスから取り出した酵素を高齢マウス12匹(人間で70~80歳代)に3か月投与すると、投与しないマウスより毛づやが良くなり、動きも活発になった。寿命は最大で約16%延びたという。今井教授は「eNAMPTの投与で健康寿命を延ばせる可能性がある。人工合成の技術を確立したい」と話す。片桐秀樹・東北大教授(代謝学)の話「高齢マウスの寿命が著しく延びたのは類を見ない驚きで、寿命や老化を決めるメカニズムの解明につながる画期的な成果だ」
  • 腹膜に転移した膵がんの新しい治療法の確立を目指す臨床試験(治験)の費用を得るため、関西医科大(大阪府枚方市)が10日、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めたところ、翌日に目標の1000万円を超え、12日には1500万円を突破した。CFとしては異例の速さで、医療への強い期待が多くの善意につながったとみられる。 関西医科大のCFは、治療が特に難しい進行性の膵がん患者に、既存の抗がん剤2種類を投与する治験の資金集めが目的。製薬企業などから資金を得られず、CFに踏み切った。10日午前10時の受け付け開始後、2人が各100万円を寄せたほか、3000円や1万円の寄付が相次ぎ、翌11日夜には目標の1000万円を達成。CF仲介サイトの運営会社「レディーフォー」によると、同社が手がけた目標額1000万円以上のCF約70件の中では最速という。患者や家族からの寄付が多く、妻が膵がんで闘病中の兵庫県の男性は「治療がなかなか進まない。患者が希望を持てるよう頑張ってください」、福岡県の女性患者は「同じ病気の仲間の未来が明るいものになるよう、ぜひ研究を続けてほしい」とサイトに書き込んだ。同大学は目標を2500万円に引き上げた。12日午後11時現在、856人から1573万円が集まっている。研究代表者の里井壮平・診療教授(胆膵外科)は「大きな反響に驚き、本当に感謝している」と話す。一方、深刻な医師・看護師不足で、人件費分の資金をCFで募っていた大阪府三島救命救急センター(高槻市)も、1週間で目標の2000万円を達成した。寄付の促進に取り組む日本ファンドレイジング協会(東京)の大石俊輔マネージング・ディレクターは「命をテーマに、地域を代表するような医療機関が緊急支援を求めた今回のケースはメッセージ性が強く、幅広い共感を得たのだろう」と分析する。
    寄付はレディーフォーのサイト(https://readyfor.jp/)で受け付ける。
  • ◆雇用促進へアピール
    障害者が職業の技能を競う今年のアビリンピック福岡県大会で、全国初となる警備業のデモンストレーションが行われた。精神・知的障害者には警備業の門戸が閉ざされてきた歴史があり、来年の東京五輪・パラリンピックを前に人材難の警備業界への障害者雇用を促す狙いがある。関係者は「障害者も警備員ができると知ってほしい」と話している。
    ◆5分間 正確に
    8日、県立福岡高等技術専門校(福岡市東区)で開かれた福岡県大会。箱の組み立てや接客などの競技種目が行われるなか、会場の一角で「交通誘導」と「巡回」の実演が披露された。「停止車両を進行させてください。どうぞ」県立太宰府特別支援学校(太宰府市)高等部の男子生徒ら6人が、トランシーバーでやりとりした。工事による片側通行を想定した交通誘導では、3人1組で連絡を取りながら、赤旗や白旗を大きく振って車両に見立てた手押し車に停止や進行の合図を出した。巡回ではビルの夜間見回りを再現。不審物に対応したり、ドアの施錠を確かめたりした。知的障害がある生徒らは、暗記してきた約5分間のシナリオを基に正確に動作をこなした。「緊張したけど、うまくできました」。3年の生徒(17)は満足そうに話した。デモンストレーションは、障害者雇用に取り組む警備会社「ATUホールディングス」(福岡市博多区)の代表取締役・岩崎龍太郎さん(43)と、全国重度障害者雇用事業所協会(東京)の相談員・西村和芳さん(66)が県など主催者側に働きかけ、実現。支援学校の生徒に参加を呼びかけ、実技を指導した。公的な発表の場で障害者の技量をPRしようと考えた。
    ◆偏見根強く
    警備業法は2002年まで、主に精神障害者を対象に「警備員となってはならない」と規定。適切に業務が行えないとして資格取得や就労を制限する欠格条項の一つだった。しかし同年に同法が改正され、医師の診断書があれば、働けるようになった。「施設見回りや人の誘導をこなす能力のある障害者は多いが、今も偏見が根強い」と岩崎さんは語る。14年から障害者雇用に取り組むATUは、社員45人中19人(8日現在)が障害者。警備員の法定の教育時間は30時間だが、就労前の研修に平均1か月をかけて育成。16年にJR博多駅近くの地下鉄工事現場で起きた大規模陥没事故の際は交通誘導にあたり、今ではイベント会場の警備などもこなして
  • ネット募金目標額達成 深刻な医師・看護師不足の解消のため、大阪府三島救命救急センター(高槻市)が、インターネットで人件費分の資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めたところ、1週間で目標の2000万円に達した。CF仲介サイト「レディーフォー」が11日、発表した。同センターは医療スタッフの不足で患者の受け入れ制限を余儀なくされ、非常勤の医師や看護師4~5人を雇用する人件費を5日からCFで募り始めた。
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    腹膜に転移した膵がんの臨床試験(治験)の費用を得るため、関西医科大(大阪府枚方市)が10日始めたクラウドファンディングが翌11日夜、目標の1000万円に到達した。ホームページによると、11日午後11時現在、約600人から1012万円余りが集まった。
  • 関西医科大学(大阪府枚方市)は10日、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)で、腹膜に転移した膵がんの臨床試験(治験)の費用1000万円を集める取り組みを始めたと発表した。 膵がんは5年生存率が約7%と低く、腹膜転移があると、約半年で死亡する患者が多い。里井壮平・関西医大診療教授(胆膵外科)らは、既存の抗がん剤2種類を使う治験を計画した。先に患者33人に行った治験では、平均でがんは3割ほど縮小し、生存期間の平均は1年4か月で、転移が消えた人もあった。 そこで保険適用を目指して国内30施設、患者180人に増やした治験を約2000万円で計画したが、抗がん剤は後発医薬品で、製薬企業から出資の協力を得られなかった。公的資金の申請も認められず、CFで9月8日までに1000万円を集めることにした。達成した場合、必要な追加分は参加施設で補填する。達成できなかった場合は治験を断念し、患者ごとに治療を行うという。医療研究でのCFの利用は、東京慈恵医大が乳幼児ぜんそくの治療薬を減らす研究で、約1600万円を集めた例などがある。 膵がん患者支援団体「パンキャンジャパン」の真島喜幸理事長の話「治験が費用の不足で止まるのは残念。患者の希望とするためCFを成功させてほしい」
  • 宮内庁は10日、上皇后さま(84)が8日に宮内庁病院で心臓の検査を受けられた結果、心臓の二つの弁の逆流症や不整脈と診断されたと発表した。症状は重くはなく、11~13日の京都訪問は予定通り行われる。同庁によると、上皇后さまは今年に入り、息切れの症状があり、検査で中等度の「三尖弁(さんせんべん)逆流症」と軽度の「僧帽弁逆流症」と診断された。逆流症によって不整脈が生じている可能性があるとしている。当面は心身に過度な負担がかからないよう配慮しながら定期検査を継続し、経過を観察するという。一方、同庁は上皇后さまに数年前から白内障の症状があり、今月16日と23日に東京都内の病院で両目の手術を受けられると明らかにした。
  • 京都大の研究チームは、子宮頸がんの発症を抑える薬の臨床試験(治験)を、4月に開始したと発表した。安全性と効果が確認できれば、2022年の承認を目指すという。 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症する。感染すると約1%で子宮頸部にがんの前段階の病変ができ、このうち数%ががんになる。国内では年間約1万人が発症し、約3000人が死亡している。京大の萩原正敏教授らは、HPVの増殖に必要な酵素の働きを抑える化合物を開発。動物実験などでがん化を防ぐ効果を確認した。治験には、閉経後の健康な女性や病変がある患者ら計22人が参加。直径1.5センチの錠剤1~2錠を1日1回、最長2週間、自分で膣内に投与して安全性や治療効果を調べ、さらに人数を増やした治験を行う。 子宮頸がんの予防を目的とするHPVワクチンは、小学6年~高校1年の女子を対象に定期接種の公費負担があるが、国は積極的勧奨を中止しており、ほとんど接種されていない。がんに移行する可能性が高い病変を見分けて切除する治療法もあるが、妊娠時に早産の危険性が高まるなどの課題がある。
  • 凍結保存していた受精卵を別居中の妻が無断で用いて出産した女児について、父親の外国籍の男性が法的な父子関係がないことの確認を求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は5日付の決定で男性側の上告を棄却した。父子関係を認めて男性の訴えを退けた1、2審の判断が確定した。確定判決によると、男性は2004年に妻と結婚し、10年に複数の受精卵を凍結保存したが、その後、夫婦関係が悪化。別居状態中に妻は男性の同意を得ずに受精卵を移植し、15年に女児を出産した。男性と妻は16年に離婚している。1審・奈良家裁、2審・大阪高裁は、男性が別居中も妻の家を訪れていたことなどから、外見上は夫婦の実態が失われたとは言えないと判断。結婚中に妊娠した子は夫の子とみなす民法の「嫡出推定」が及ぶとして、男性の訴えを退けた。民法の制定時には体外受精による妊娠は想定されておらず、現在も法的な父子関係を認める場合の規定がない。最高裁決定も、どういう場合に認めるべきかについての言及はなかった。
  • サッカー・J2の鹿児島ユナイテッドFCが今年、知的障害者のチームを設立した。Jクラブによる知的障害者チームの発足は、2004年のJ1横浜F・マリノスに続いて2例目。チームは9日に開幕する鹿児島県の社会人リーグに加わり、健常者と同じ舞台で経験を積む。「攻める方向をイメージしながらボールを運んで」。5月31日、同県姶良市にある人工芝のグラウンド。練習に参加した「鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ」の選手たちは西真一総監督(46)の声に耳を傾け、真剣な表情でボールを追いかけた。西総監督は「練習は静かだが、選手たちが自信をつけていく様子がよくわかる」と喜ぶ。障害者サッカー7団体を統括する日本障がい者サッカー連盟などによると、3月現在、国内の知的障害者サッカー(フットサル含む)の競技人口は約7460人。これは、視覚障害者らによるブラインドサッカー(約450人)や、聴覚障害者らによるデフサッカー(約200人)より多い。鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表(41)は「サッカーをしたい人に機会を提供することもJクラブの使命の一つ」と語る。チームには知的障害者サッカー県選抜チームの選手ら県内の13~29歳の約25人が所属。軽度の知的障害を持つ人らが週2回ほど練習している。選手らの明るい未来を願い、チーム名の最後に「フューチャーズ」を加えた。横浜F・マリノスの知的障害者チーム「フトゥーロ」は昨年、神奈川県の社会人リーグ3部に参戦。2部昇格はならなかったが、健常者チームを相手に7戦全勝する活躍を見せた。フューチャーズは社会人リーグで最も下の5部からのスタート。昨夏の知的障害者サッカーの世界選手権で日本代表監督も務めた西総監督は「選手たちにわかりやすくポイントを伝え、焦らせずによく見守るよう心がけたい」と話す。日本代表でチームの主将、原良田龍彦さん(19)(鹿児島市)は「まずは1勝を目指し、得点を取りたい」と意気込んでいる。
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