若手医師の提言
このページをシェアする:

中川クリニック 中川泰一先生

中川クリニック 院長

中川泰一

医者が知らない医療の話 2017年12月号 《 12月10日更新! 》
がん治療の現状(3)

 残念ながら、どれか一つの治療法で癌が完治することはほとんどない。早期発見で、Opeが出来、その後生活態度が改まったりした場合ぐらいか。その他の標準療法で対応できない症例に対して、何か良い方法がないかと常に模索している。すでに発生している癌に対しては出来るだけ体外に取り出せれば良い。Opeで取れるだけ取った方が良いと思う。放射線や抗癌剤で縮小させてからOpeに持って行くのも有効だと思う。転移巣があれば局所療法なども併用して物理的に治療すれば良い。

 問題は転移などが著明で癌を排除しきれない場合、ないし画像で捉えられない癌細胞に対してどうするかだ。まあ、大抵がStageIVで、所謂「末期癌」だ。近年では「癌幹細胞」の存在も多くの癌で証明されつつあり、再発の大きなリスクとなっている。ここで、標準療法以外の治療の選択になる。勿論、併用できるなら出来るだけ早期に治療した方が良いし、予防的治療が可能な物もある。私の選択の基準として、まず、理論的に正しいもの。次に、副作用のないもの。そして、海外などで既にある程度の実績のあるもの。としている...[ 続きを読む ]

コラムを読む バックナンバー


神津内科クリニック 神津 仁 院長

院長

神津内科クリニック 神津 仁 院長

神津 仁の名論卓説 2017年12月号 《毎月更新》
先生全く眠れないんです、苦痛です!

 山田アサさん(仮名)は72歳。おかっぱ頭にグリーンのツーピースを着て診察室に入って来て「先生全く眠れないんです、苦痛です」と話した。顔色はよく、憔悴したようでもない。ただ、訴える声には何とかしてほしいという切実さがあった。
 訴えは、医師に対する強いメッセージ性を持っていた。もしその訴えが本当なら、1年間も眠れずにいるということになる。これは何とかしなければならないと正直思った。今までもいろいろと試してみたという薬剤の効果は期待できない。漢方処方が有効かもしれないと考えて、抑肝散、酸棗仁湯を試してみたがいずれも効果はなかった。

dd


獨協医科大学 井原裕教授

こころの診療科教授

獨協医科大学 井原裕教授

会員限定人間としての患者を診る、プロの精神科医を目指せ

自治医大時代も精神鑑定はやっていましたが、留学から帰って、国立療養所南花巻病院に就職したころから、本格的に鑑定を引受けるようになりました。その後、順天堂に移って埼玉県内の事件を手がけるようになり、獨協に移籍後は新聞の一面トップを飾るような事件も担当しました。暗くて汚い拘置所の取調室で、重大事件の被疑者と1対1で話すのは、まったくもってドストエフスキーの『罪と罰』の世界です。

dd


愛知県がんセンター 木下 平 総長

総長 消化器外科

愛知県がんセンター 木下 平 総長

会員限定がん専門病院での研修の奨め

悪性新生物すなわち“がん”は言うまでも無く、死因、罹患の第一位を占める国民病です。団塊の世代が、がん好発年齢に達し、今後しばらくは患者数が増え続けます。がんの原因は単一ではないため、感染症における抗生物質のような画期的な治療薬の開発は望めません。診断治療における着実な進歩はありますが、まだまだ克服までには時間がかかりそうです。

dd


鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院 武田 憲夫先生

院長、脳神経外科

鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院武田 憲夫先生

会員限定医学研究のすすめ

昨今の医学は、専門化、分化がめまぐるしく進み、それぞれの分野で学会、研究会が立ち上がっている。私が専門にしている脳神経外科の分野でも、全国規模の脳神経外科関連学会、研究会だけでも優に20は超える。そしてその内の主立った会は、専門医、認定医、指導医制度を設けており、昨今の多くの若い医師は、その資格を取得すべく向上心を燃やし、当面の目標としている。

コラムを見る


国立病院機構九州がんセンター臨床研究センター長 一瀬先生

臨床研究センター長

九州がんセンター臨床研究センター長 一瀬先生

会員限定私の研究

私は1978年3月に長崎大学医学部を卒業後、5月より宮崎医科大学第2外科の研修医となった。新設医科大で医師が絶対的に不足していたこともあって教授を含め諸先輩方の「様々な研究」の助手をさせて頂いた。犬を用いた対外循環装置を使用しない超低体温下での開心術など心臓関連の基礎研究から当時がん患者の細胞性免疫反応を測定するためのツ反反応をみる臨床試験なども経験した。

コラムを見る


福島県立医科大理事長兼学長菊地臣一先生

理事長兼学長、整形外科

福島県立医科大理事長兼学長菊地臣一先生

会員限定次代を担う君達へ
-私の歩みからの次世代への提言-

私は、大学紛争時代に学生生活を送りました。大学のロックアウトという異常事態も経験しました。元々、医学部志望ではない私は、戦後、公職追放にあった父の強い勧めで医学部を受験しました。結果は、補欠合格でした。気が進まずに入った医学部ですが、今は医師になって後悔はしていません。

コラムを見る


倉敷成人病センター安藤先生

副院長 内視鏡手術センター長

倉敷成人病センター安藤先生

会員限定若い医師へ向けたメッセージ

今回、婦人科の腹腔鏡手術についてお話したいと思います。私は1997年比較的遅くなってから腹腔鏡を始めました。パイオニアといった立場ではないのですが、比較的多くの腹腔鏡手術に接する機会、また国内外の多くの学会を経験する機会がございました。これからいろいろな事を学んで行かれる若い先生方にこれらの経験やそれに関連し感じたことをご紹介したいと思います。

コラムを見る

ドクターズゲートおすすめコンテンツ

循環器患者さんへの治療
説明に便利な画像集

循環器疾患の病態・
検査・治療に関する
イラスト・画像集

by トーアエイヨー

Top Oncologist
インタビュー

“くじ引き”の結果を
チャンスに変えた
乳腺外科の名医

by 大鵬薬品工業

脊柱側弯症手術の未来を
開いたスペシャリスト

脊椎・側彎症外科センター長
副院長 Dr.江原宗平
インタビュー。

by シーメンス・ジャパン

Top Oncologist
インタビュー

“パソコンおたく精神”が
生み出した乳がんに
おけるチーム医療の礎。

by 大鵬薬品工業

 

  • Dr.井原 裕 精神科医とは、病気ではなく人間を診るもの 井原 裕Dr. 獨協医科大学越谷病院 こころの診療科教授
  • Dr.木下 平 がん専門病院での研修の奨め 木下 平Dr. 愛知県がんセンター 総長
  • Dr.武田憲夫 医学研究のすすめ 武田 憲夫Dr. 鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院 院長
  • Dr.一瀬幸人 私の研究 一瀬 幸人Dr. 国立病院機構 九州がんセンター 臨床研究センター長
  • Dr.菊池臣一 次代を担う君達へ 菊池 臣一Dr. 福島県立医科大学 前理事長兼学長
  • Dr.安藤正明 若い医師へ向けたメッセージ 安藤 正明Dr. 倉敷成人病センター 副院長・内視鏡手術センター長
  • 技術の伝承-大木永二Dr
  • 技術の伝承-赤星隆幸Dr