世界を変えたいって?勇気を出して思いやりの心を示して下さい(11:02)

クリオ・ウェイド(Cleo Wade)
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対訳テキスト
講演内容の日本語対訳テキストです。
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最近 私の親友に 子どもが生まれました その子に会った時 この小さく 美しい生き物が私たちの人生に 足を踏み入れることに畏敬の念を抱きました まさに私たちの人生に 加わるだけでなく このクレイジーな世界 つまり 特に今 全く信じられないくらい 困難だと感じる 世界の一員に ならんとしていることにも気づきました 私が仕事で 多くの時間を割いているのは 私たちが何者であるか あるべきか 私たちが癒されるとは どのようなことかと話すことです

初めて彼を抱いた時 元気づける言葉は 準備できていました 自分の強さを見つけるのは 困難に挑むことを通じてだと その子に教えたかったのです 小さなことから始めれば 大きなこともできるようになると 教えたかったのです 私たち一人ひとりは 想像するよりずっと打たれ強いことを 教えたかったのです ここで 小さなセロニアスを抱いています 彼を見下ろすと こんな考えが 浮かびます まだ赤ん坊ね

(笑)

私が話しかける言葉は 一言も 理解しないでしょうから その代わり 家に帰って 書き留めた方が いいと思いました そう これは 大人だけに向けたものでなく 文字が読める年齢になったセロニアスにも 向けたものです

世界があなたに告げるのは 「より良き人であれ」 「はい」と答えるのを恐れないで下さい より良き聞き手になることから始めて下さい 通りをもっと上手に歩くことから始めて下さい 人々に会ったら 「やあ」と声をかけて 彼らの機嫌を尋ねて 彼らの言うことに耳を傾けて下さい より良き友人になることから より良き親に 親にとっては より良き子に より良き兄弟姉妹 恋人 そして より良きパートナーに より良き隣人になることから 始めて下さい 知らない人に出会って 彼らを知ろうとして下さい

世界があなたに告げるのは 「何をしようとしてる?」 恐れずに答えて下さい 「全てはできないけれども できることがあると わかっています」 もっと多くの部屋を訪ねて こう言って下さい 「手伝いに来ました」 寛容さを懇意にして下さい 与えられるものを与え できることをして下さい 小銭でもいいから お金を 時間を与えて下さい 愛を与えて下さい 心を 魂を与えて下さい

世界があなたに告げるのは 「私たちには平和が必要だ」 心の中に平和を見つけて 神聖なものとして どこへ行くにも忘れないで下さい まず自身の中で平和を 作り出せなければ 誰かと共有することも 共に創り出すこともできません

世界があなたに告げるのは 「彼らは敵だ」 誰かがあなたの 意見に反対するからといって 敵ではありません そう思える程度の愛情を 持って下さい 議論に勝てないかもしれません 考えを変えられないかもしれません でも そうすることを選ぶなら 心の底からの共感 つまり 胸の内を理解するという勝利を 達成できます

世界があなたに告げるのは 「正義が必要だ」 調べて下さい 聞かされた物語を超える 真実を見つけて下さい 見かけからは想像のつかない真実を 「どうして?」 「これって公平なの?」 「ここに至った経緯は?」と 尋ねて下さい それを 思いやりをもって行って下さい 寛容さをもって行って下さい 他者を許すことを学んで下さい 自分自身を許す方法を 真に学ぶことから始めて下さい 私たちは 犯した間違い以上の存在です 私たちは 昨日の私たち以上の存在です 私たちはみな 尊厳に値します 他者の中に自身を見つけて あなたの正義は私の正義であり 私の正義は あなたの正義だと認めて 相手が自由でなければ 私たちに解放はありえません

(拍手)

世界があなたに告げるのは 「私は暴力的だ」 こう言って応答して下さい 「暴力的ではありません 私の言葉も 行動も 暴力的ではありません」

世界が告げるのは 「地球を癒す必要がある」 「ビニール袋は結構です」の 一言から始めて下さい リサイクルして 再利用して下さい 通りに落ちた1片のゴミを 拾うことから始めて下さい

世界があなたに告げるのは 「問題が多すぎる」 解決策の一部になるのを 恐れないで下さい 問題の話し合いから始めて下さい 自分が目を背けているものを 乗り越えることはできません 話し合えば話し合うだけ 問題同士が結びついているのが わかります 私たちがつながっているからです

世界があなたに告げるのは 「人種差別を終わらせる必要がある」 家族の中から差別感情を なくすことから始めて下さい

世界があなたに告げるのは 「先入観や差別的偏見を持つ人に どう話そうか?」 自宅の台所テーブルで 最初の会話を始めて下さい

世界があなたに告げるのは 「憎しみが多すぎる」 愛する事に献身して下さい 自分自身を愛して下さい そうすれば 妨げるものも 批判もなしに 他者を愛せるようになります 世界が 大きな答えを求める 重大な問いを投げかける時 私たちの選択肢は2つです その1 ひどく圧倒され もしくは 自分は適任でないと感じて 何もしない その2 小さな行動から始めて 自分を相応しい人間と考える 私は 国家安全保障局の長官で あなたも同じです 誰も私たちを任用しないかもしれないし 上院の承認も得られないかもしれません しかし 私たちは国を守ることができます 一人の人間を もっと安心させてあげられたら 国は もっと安全になります 手を差し伸べて 「大丈夫?ここにいるわね」と そう伝えるだけで 不安を安心に変えられます

気づけば 私たちは 世界にこう問いかけています 「私は 何をするべき?」 「私たちは 何をするべき?」 もっと適切な問いは 「私は人の目にどう映る?」 私は世界に平和を求めますが 家族や友人と会う時 平和な気分でいるでしょうか? 私は世界から憎悪が なくなることを求めますが 知っている人のためだけでなく 見知らぬ人たちにも 愛情を持って その場にいるでしょうか? 私の考えと衝突する考えの持ち主にも 愛情をもって会っているでしょうか? 世界から苦しみがなくなるよう求めますが 自分の住む街角で苦しむ人と 向き合っているでしょうか? 私たちが世界に告げるのは 「変化して下さい 私たちには変化が必要です」 しかし 自分自身の人生を変えるために コミュニティーの人々の人生を変えるために どんなことをすればいいのでしょうか?

ジェイムズ・ボールドウィンが言うに 「全ての物が今 手に入ったと仮定すべきで そうでなかったらと仮定する権利 はありません」 これはいつも真実でした

誰もハリエット・タブマンを 彼女の目的や使命や勇気を 実現させようと 指名した訳ではありません 「私は議員でもないし アメリカ大統領でもないから 奴隷制のような巨大な制度を 廃止するために戦えるわけないわ!」 彼女はそんなこと言いませんでした 彼女は10年も費やして 19回の旅をして 300人を解放しました 1グループずつ コツコツと 彼らの子どもについて 考えて下さい その孫 ひ孫 その先の子孫について 考えて下さい 私たちの道義的行為は 終わりのない正義の川に 計り知れないほど 小波の拡がりをもたらします

ハリケーン・カトリーナが来ようが ハービー、イルマ、マリアだろうが 人々は「ひどい被害だ 私はどうすべき?」 とは言わず 彼らができる仕事に取りかかりました ボートを持つ者はボートに乗り 出会った女性 男性 子ども 皆を それに乗せ始めました ここでもあちらでも 人々は誰かにお金を与えました 僅かでも お金を与えました 心を与えました 魂を与えました

私たちは 世界を変える力が 自分にはないと考えるのに あまりにも長い時間を費やしました 私たちは 他人の人生を変える力が 常に自らの掌中にあるのを忘れていました 変化を起こすのは 特定の人々だけではありせん 私たち全員ができることです あなたにもできると 誰かが言ってくれるのを 待つ必要はありません 始めて下さい 自分の持っているもので あなたができることを 今いる場所で あなた自身のやり方で

私たちはヒーローである必要はなく 制服を着る必要もなく 活動家と自称する必要もなく 参加するために 選挙に勝つ必要もありません 思いやりを示すのに 十分な勇気だけあればよいのです

セロニアスが生まれた頃に ジーン・モレッティという男性の 誕生日パーティーに行きました 彼の100歳の誕生日でした つまり彼は 米国に暮らすなかで 大恐慌や第二次世界大戦や 労働者の権利のための闘争や 女性の投票権の獲得や 市民権運動や 人類の月面着陸や ベトナム戦争や 初の黒人大統領の選出を 経験してきたわけです 私は彼の隣に座って言いました 「ジーン あなたは アメリカで100年も生きてるわ こうした時代の中で 何かアドバイスをもらえないかしら?」 彼は笑顔になって私にこう言いました 「いいとも できるだけ多くの人に優しくしなさい」 そして 彼が私の母と踊っている時― ちなみに 母は彼の半分の年齢ですが― お祝いのために何千キロも旅してきた 何世代もの彼の家族と 何百人もの人々でいっぱいの部屋で 私は気づいたんです 彼はアドバイスだけでなく 私たち一人ひとりができる 初めの一歩をくれたことを 私たちを取り囲む世界で 本物で 心からの影響を 今すぐ生み出すための 初めの一歩です

「できるだけ多くの人に 優しくして下さい」

ありがとうございます

(拍手)

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このプレゼンテーションについて

芸術家であり詩人であるクリオ・ウェイドは、「愛」と「受容」が足りないように見える時代に、その両方を唱える感動的な詩を引用します。人生の始まりと終わりにいる人々の物語を織りなし、成長(そして声を上げること)に関する真実を共有します。そして、充実した人生を送るための知恵に思いを巡らせた結果、シンプルでありながら永続するメッセージを残します。自分自身に優しくすること、他人に優しくすること、地球に優しくすることです。「世界は『より良き人であれ』とあなたに求めます」とウェイドは言います。そして「受容の『はい』を恐れないで」と。

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