養子になった私の人生(07:58)

クリストファー・アテガカ(Christopher Aegeka)
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対訳テキスト
講演内容の日本語対訳テキストです。
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セレブ達がアフリカから養子をもらうことに 嫌気がさしてる人いませんか?

(笑)

でも悪い事ばかりではないんです 私も養子でした ウガンダの田舎で育ち 幼い頃に両親を亡くしました その当時は あらゆる貧困の辛さを経験しました 家を失い ゴミの山から食べ物を探し あらゆることをです

しかし 私の人生は 児童養護施設に入所して 変わりました ある孤児支援の寄付制度を通して 援助を受け 教育を受ける機会を得ました 最初はウガンダでした この制度で学校に通う子供は 高校を卒業して その後 大工や整備工や その類の仕事ができるように 手に職をつけることになります

私の場合は少し違っていました 支援家族が私のために 月25ドルを 養護施設へ送金してくれていたのですが 一度も会ったことない私に 彼らは言ったのです 「君を大学に行かせたい」と もっと良いじゃないか

(笑)

「もし書類を準備できるなら アメリカの学校に行かないか」 と言われました 彼らの助けを借りながら 大使館へ行ってビザを申請しました ビザを手に入れました

今でも昨日の出来事のように 思い出します 1枚の紙切れを手に持ち大使館を出た時は 飛び跳ねるような足取りで 顔がにやけました 人生が変わろうとしていると 分かっていました その晩 家に帰って 誰かに盗まれないか心配で パスポートを抱えながら眠りました

(笑)

実際はずっと心配なままで 眠れませんでした そこで安全のために あることを考えました 「そうだ パスポートを ビニール袋に入れて 外に穴を掘り埋めておこう」 そして埋めて 家に戻りました 眠れませんでした 「誰かに見られたかも」と心配でした 埋めた場所へ戻ったのです

(笑)

掘り出して一晩中抱えていました 不安でいっぱいの夜でした

(笑)

別のスピーカーも言っていましたが 私も渡米する時に 初めて飛行機を見ました ましてや飛行機に乗るのも それで外国へ行くことも初めてでした 2006年12月15日 午後7時8分 エミレーツ航空の 7Aが私の座席でした これまで見た中で最も華麗で美しい女性が 私に近づいてきたのです 白いヴェール付きの赤い小さな帽子を かぶっています 私は明らかに怯えた顔をしており 何をしているのか分からなくなりました 彼女から温かいタオルを渡されました 温かく蒸してあって 雪のように真っ白でした この温かいタオルを見つめて考えました 自分の人生さえ途方に暮れているのに ましてやタオルなんてー

(笑)

(拍手)

こういう状況では 色々やりようがあるわけです 周りの人がどう使っているか見渡し 真似をしました 自分の村から車で7時間ほどかけて 空港に来ていた私は この温かいタオルを手に握ると 他の人のように顔を拭きました そしてタオルを見るとー 嘘だろ

(笑)

汚れで茶色くなっていました

(笑)

恥ずかしくてタオルを回収に来た時 返せなかったことを 思い出します

(笑)

今でも持ってます

(笑)

(拍手)

私にとって渡米は 自分に与えられた可能性を 最大限に発揮するチャンスでした アメリカに着き 支援家族に 抱きしめられたことを覚えています 彼らは私に まさに全てのことを 一から教えなければなりませんでしたた これが電子レンジ あれは冷蔵庫― それまで見たこともなかったんです そして初めて異国の文化に どっぷり浸る機会でもありました 他人であった彼らは教えてくれました 本当の愛を 彼らはまた 自分の存在価値や 私が抱いている夢の価値も 教えてくれました

(拍手)

ありがとう

支援家族には実子が2人いました そして 米国に来た当時 私には助けが必要でした 支援家族は英語だけでなく 本当に全てのことを教えねばならず 結果として 多くの時間を私と共に過ごしました それで実子にちょっと ヤキモチを焼かれたりもしました ですから この会場にいる親御さんで 10代のお子さんがいらして あなた達が 愛情を持って接する事を望まず それどころか 嫌悪しているようならー 解決策は 養子を迎えることです

(笑)

これで家族円満です

(拍手)

世界有数の機関から 私は工学の学位を2つ取りました 伝えたいことは 才能は誰もが持っていても 発揮する機会があるとは限らないのです 私がこうなれたのは 多文化主義を受け入れ 愛情と共感 そして思いやりを 持っている人達のお陰です 今 世界は憎しみで溢れています 壁を作ったり イギリスのEU離脱問題 ここアフリカでの外国人嫌悪 多文化主義は こういった 人間の最悪の特性による問題の 多くを解決してくれるかもしれません

皆さんにお願いです 若い世代が多文化主義を経験できるよう 支援してください そうすることは 彼らの人生を豊かにするだけでなく 今度は あなたの人生も豊かにしてくれます おまけにもしかしたら そのうち1人が TED Talkでスピーチさえ するかもしれません

(笑)

(拍手)

世界の偏見や人種差別は 無くせないかもしれません しかし ポジティブで誰をも受け入れ 繋がりある世界を創る子供を 育てることは確実にできます その世界は共感と 愛と そして思いやりで溢れています

愛は勝つ

ありがとう

(拍手)

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このプレゼンテーションについて

「才能は誰もが持っていても、発揮する機会があるとは限らない」と、TEDフェローのクリストファー・アテガカは言います。このチャーミングで人に希望を与える話の中で、彼は幼い頃に児童養護施設にいた話や、養子になったことで新しい文化を知る機会を得て、教育を受けることができ、才能を発揮することができた経験を紹介しています。彼は「世界の偏見や人種差別は無くせないかもしれません。しかし、ポジティブで誰をも受け入れ、繋がりある世界を創る子供を育てることは確実にできます。その世界は共感と愛と、そして思いやりで溢れています」と話します。

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