最前線でアメリカの戦争を戦う女性たち(11:25)

ゲイル・ゼマク・レモン(Gayle Tzemach Lemmon)
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対訳テキスト
講演内容の日本語対訳テキストです。
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どの女性のグループにも面白い人や 思いっきり泣きたい時に 会いに行く人や 辛い時に淡々と努力するよう 諭してくれる人もいます このグループも同じですが これは革新的な女性の集まりでした これは革新的な女性の集まりでした 彼女達がチームメンバー から 友人へ そして家族になったのは もっともありえない場所 つまり特殊任務の戦場でした 彼女達の友情の絆は強く 戦場においても勇敢でした それは当時の本格的な 戦場での体験だけでなく 歴史的な意味合いもありました それは当時の本格的な 戦場での体験だけでなく 女性の地上戦への参戦が禁じられており アメリカ人もその存在を知らなかったのです

きっかけは特殊部隊リーダー 米軍で様々な試練をくぐり抜けた 男性の言葉でした 「この戦争を遂行するために 女性が必要だ」 「戦争を終結させるには 敵を殺すだけではだめなのだ」 「幅広い知識と理解が必要だ」 ご存知の通り コミュニティや家庭での出来事を 理解したいなら 南アフガニスタンであろうが 南カリフォルニアであろうが 女性から聞くことです しかし保守主義で伝統的な社会のアフガニスタンでは 男性は女性に声をかけることはできなかったのです これが大変な失礼なことだからです だから 女性兵が必要でした 当時の戦況で陸海の特殊部隊と 協働するために集められる女性たちは 当時の戦況で陸海の特殊部隊と 協働するために集められる女性たちは アメリカ軍のうち5%未満しか経験しない 特殊な戦いに臨むことになります 5%未満ですよ

募集が始まりました 「女性兵士募集 歴史を作ろう アフガニスタンで戦う 特殊部隊員」 これは2011年のことで アラバマ州からアラスカ州まで 選りすぐりのメンバーで 力を合わせ 価値あることを成し遂げ 国の役に立ちたい 女性達が応募してきました 彼女達にとって 政治的でないものの 意味のある任務でした

特殊任務の最前線への 枠をかけて競うために ノースカロライナに集まった女性達は 今まで見たこともないようなコミュニティを たちまち形成しました 多くの女性達は勇敢で適合力があり 何かを変えようとしてました 女性であることを 申し訳なく思う必要はなく むしろ歓迎するべきことでした ノースカロライナで 突然分かったことは 自分達と同じような 女性がたくさんいることでした 一人がこう言いました 「周りを見て動物園に麒麟が 2頭以上いることに気付いたようなものだ」 この素晴らしいチームに キャシーは所属していました

彼女は予備役将校の訓練団に属し 女性学を副専攻し 1人何役もこなす若い女性です トリスタンは陸軍士官学校のトリックスターで いつも靴下を履かず走ったり 行進したりしていので 靴の臭いを嗅げばお分りのはずです (笑) ハイジに似ているアンバーは 歩兵隊へ入隊したいと思っていましたが 女性の入隊は認められていなかったので 諜報部員になることを決めました 彼女はボスニアで勤務した後 ペンシルベニア州でFBIに協力し 麻薬組織撲滅に参画しました ケイトは4年間ずっと 高校アメフトの選手でした ケイトは4年間ずっと 高校アメフトの選手でした 実は合唱部に所属するため 1年で辞めたかったのですが 実は合唱部に所属するため 1年で辞めたかったのですが 「女子生徒にアメフトは無理」と 男子生徒に言われると ケイトは後輩のために クラブに残ることを決めました ケイトは後輩のために クラブに残ることを決めました

性別により 運命付けられる部分もありますが キャシーは以前こう言っていました 「女性が気高いことをするのは難しい」 でも今回 国家にとって 重要なミッションを 選りすぐりのメンバーと 一緒に実行する機会がありました 「女性にもかかわらず」ではなく 「女性だからこそ」なのです

この女性のチームは多くの点で 一般的な女性で お化粧もしますし 実際トイレでアイメイクの話をして 絆を深めました 彼女達は防弾チョッキも着ます 約20キロの荷物を背中に背負って 軍事行動のためヘリに乗り 基地に戻ると 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』 という映画を見ました (笑) 彼女達はスパンクスというものも着ています 男性の体型に合わせた制服は 小さくていい部分が大きく 大きく作ってほしい部分が 小さくなっていたからです イラク戦争従事者のレーンは ー画像の左あたりにいますがー 彼女はアマゾンでスパンクスを注文し 基地まで配達してもらったので 毎晩 任務に出かける時 体に合ったズボンが穿けました

彼女達はアフガニスタンや 様々な所属基地から ビデオ会議をするため集まりました 議題は数少ない女性兵士が担う 職務についてです 議題は数少ない女性兵士が担う 職務についてです 冗談も言いますし うまく行ったことや行かなかったこと 学んだことや改善することなどを 話し合いました 特殊任務の最前線で働く女性兵士から 普通の女性に戻って話したのでした 例えば女性用トイレ補助具で 男性みたいに立って 小用を足すための道具ですが ただし狙いの正確さは 40%くらいと言われています (笑)

彼女達はながら族なのです 彼女達は勇敢でありながら 女性的でもあるのです マスカラもしながら 防弾チョッキも着ます クロス・フィット・トレーニングも クロス・ステッチも好きです ヘリから飛ぶことが好きながら クッキーを焼いたりすることも好きです 彼女達は日々両立しているのです 彼女達はこれを戦場に持って行きました 死ぬか生きるかの戦場で忘れてはいけないことは 女性として最前線に行ったのだとしても 一人前の兵士でなければならないことです

アンバーが夜の任務のため出かけて 家の中にいる女性達と話している時 その家に入って来る アフガニスタン軍とアメリカ軍を狙う 狙撃手がいることに気付きました また別の夜 トリスタンは 部隊が待機している家の周りに 爆弾の部品が置いてあることに気付きました 事実 爆弾はそこから その晩の目的地までの経路ぞいに 置かれていました さらに別の夜 別の部隊の女性兵士は 明らかに能力を疑ってかかるメンバーに対して 赤ちゃんの湿ったオムツの中に隠された 諜報機器を見つけて 実力を示しました 別の部隊にいるイサベルという女性兵士は ある夜 部隊が探していたものを見つけ 殊任務歩兵部隊員の インパクトアワードを受賞しました 彼女がその場にいなければ その夜探していた物や人を 発見できなかったのが受賞理由です

様々な夜の活動を通し 自分達だけでなく 自分たちの後継者や 一緒に働いている男性兵士に対しても 能力を認めさせました 男性の成功を支えた女性の話は多いですが 彼女達の場合は 男性達が彼女たちの成功を願って 支えていたのです 彼女達を訓練した陸軍特殊部隊隊長は 12回出征しています 彼は女性を訓練するよう命じられた時 どうなることかと途方に暮れたそうです 2011年の夏 彼女達の訓練を開始してから8日目に 「歴史を目撃しているのだ 伝説のタスキーギ・エアメンかもしれない」 と彼は同僚に言いました (拍手)

女性部隊の中心にいる女性は 「私たちのトップ」と呼ばれていました 彼女は元気のいい 小柄で金髪の女性です かろうじて160cmに届く程度です でも彼女は GIジェーンとしての全てと マーサ・スチュワートの魂を持っています 彼女は夫のために料理を 用意することが大好きです ケント州の予備役訓練隊で知り合った夫は 彼女がベストを尽くし 自信を持って 自分の限界に挑めるように 応援してくれます 彼女は20kg強の荷物を背負い マラソンすることも 兵士の仕事も大好きです 彼女はカンダハールの事務所には パン焼き機があり ぶどうパンを焼いてから 体育館に行って 懸垂を25-30回していました ブーツが欲しかったり 手料理を食べたくなると 皆は彼女に電話するのです 彼女は自慢話を絶対に口にしません 彼女の行動を見れば分かります 彼女は安易で間違ったことより 困難でも正しいことを選ぶ人として有名です また 約5mの縄を登るとき 腕力だけで登ります そして登った後謝るのです 特殊部隊の訓練では 縄登りは両手両足を使うとされていたからです (笑)

女性兵士の中には帰国して 自分の体験を語る者もいれば 帰国できない者もいます 2011年10月22日 アシュリー・ホワイト中尉は 特殊部隊の2人の隊員 クリストファー・ホーヌスと クリソトファー・ドメイと 共に殺害されました 彼女の死により 秘密裏に行われてきた計画が 公になりました 結局のところ 女性が戦場に行くことのタブー視は 根深く 彼女の葬式のとき 米軍特殊部隊長が参列し アシュリー・ホワイトの勇気だけではなく 部隊の女性兵士全員の勇気を 称えました 「誤解がないように言います この女性達は兵士です 彼女達は米軍での女性の役割に関し 新たな一章を書き上げました」

アシュリーの母親は教員助手で スクールバスの運転手ですが 副業ではクッキーを焼いています 母親は深い悲しみとプライドの入り混じった どうしようもない日々を あまり覚えていませんが ある出来事だけを覚えています 見知らぬ女性が女の子を連れてやってくると こう言ったのです 「ホワイトさん 私は娘を連れてきました それは英雄は何かを 娘に理解してほしいからです そして女性でも英雄になれることを 娘に知ってほしいからです」

称えられなかった女性の英雄を 賞賛する時代なのです 彼女達にはガッツや 思いやりや根性があり 自分の限界を超えていくのです 女性同士の固い絆が時を超え 歴史となることは非常に稀なことです そして後輩のために道を切り拓き 先人の偉業を重んじるのです 彼女達は様々な兵士がいることを証明しました 女性も英雄になれるのです どうもありがとうございました (拍手)

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このプレゼンテーションについて

2011年、アメリカ軍では女性の戦闘参加は禁止されていましたが、この年、初の女性の特殊部隊がアフガニスタンの前線に派遣されました。地域住民と信頼関係を作り戦争を終結させるための試みでした。記者のゲイル・ゼマク・レモンが、軍務における長年のタプーを打ち破った特別な女性兵士の集団を描き出します。

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