


能力主義の横暴
- マイケル・サンデル(Michael Sandel )
私たちの社会生活が二極化してしまっているのはなぜでしょうか? どうすれば緩和できるのでしょうか? 政治哲学者マイケル・サンデルは驚くべき答えを提示します。「成功した人々は鏡を見る必要がある」と。サンデルは、いかに「能力主義の傲慢」のせいで多くの人が自分の成功は自力で成し遂げたものであると信じ、成功していない人を見下してしまい、反感を引き起こし、新しい経済における「勝者」と「敗者」の分断を広げてしまうかを考察します。なぜ、より平穏で懐の広い社会生活を実現するためには、成功の意味を再考し運の役割を認識する必要があるのかをお聞きください。


【Linkstaff厳選】医療系プレゼンテーション
ジェネリック医薬品の起こした大きな問題
- キャサリン・イーバン(Katherine Eban)
調査ジャーナリストのキャサリン・イーバンは、「ジェネリック医薬品は、その先発品と本当に同一なのか?」という一見簡単な質問に関する記事を書くことにしました。出てきた答えがきっかけになり、10年にわたるインタビュー、内部告発者とのミーティング、4大陸にわたる現場レポートを行い、FDAの機密文書を探ることになりました。警告を喚起するこのスピーチでは、イーバンが、海外の製造工場で何が起こっているかを話し、多くの低コストなジェネリック医薬品に隠された不正を暴きます。


人種的な偏見が及ぼす影響を断ち切るために
- ジェニファー・L・エバーハート(Jennifer L. Eberhardt)
私たちの脳は、世界を理解したり、パターンを認識したり、素早く判断したりするために物事を分類します。でもこの分類する能力のせいで、無意識のうちに偏見を抱いてしまうという重大な負の側面も伴います。この力強いトークでは、心理学者のジェニファー・L・エバーハートが、学校やソーシャルメディアから警察の行動や刑事司法制度に至るまで、社会のあらゆる場面で、この偏見がいかに不当に黒人に向けられているかを探ります。そして、この悩ましい問題を積極的に断ち切り、また向き合うのに役立つ「摩擦点」の作り方について話します。


メディアは銃乱射事件の犯人を有名にしてはならない
- トム・ティーブス(Tom Teves)
2012年7月20日、コロラド州オーロラの映画館で起きた銃乱射事件が、地元と全米を震撼させました。その惨事で息子を失ったトム・ティーブスを含む多くの者にとり、事件後の報道のあり方は、全く間違った方向に焦点を当てていると映りました。どうして報道機関は、銃撃犯にばかり目を向け、被害者や緊急救助隊員による英雄的取り組みについてはあまり取り上げないのか?ティーブスの緊急の訴えは、銃撃犯の一番の願いである「悪名を広めること」を避けることが大事な解決手段だとし、メディアに対して(利益を追求する代わりに)公共の安全を守るよう注意を喚起するものです。
